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【高崎市美術館】英国王室に咲くボタニカルアートとウェッジウッド~植物画のおいたち~(開催中~3月20日)

執筆者の写真: KK

18-19世紀の英国は、芸術と科学のかつてない隆盛をみます。なかでも植物学と陶磁器の発達は目覚ましく、人々の教養と生活の質向上に寄与して「啓蒙時代」の象徴となりました。1760年に即位したジョージ3世とシャーロット王妃は世界各地の植物収集や国内の庭園整備を支援し、王室と植物学との繋がりを深めました。当時アメリカ大陸や東アジアからもたらされたエキゾチック(外来)な植物は植物学者のみならず多くの植物愛好家の関心をひき、植物学から派生した植物画(ボタニカルアート)が人気を集めました。シャーロット王妃は陶磁器産業の発達にも貢献しました。1759年に創業したウェッジウッド社は王妃から「クイーンズウェア」の称号が与えられ、世界屈指の陶磁器メーカーとしての地位を確立します。市民にも手の届く製品を生み出した同社の製品は、上流階級から中産階級まで幅広い層に愛好され、現在も高い人気を誇ります。

本展覧会では、ボタニカルアートを代表する植物図鑑『カーティス・ボタニカル・マガジン』を中心とした植物画の優品と、ウェッジウッドほか英国陶磁器の名品を紹介します。


【日時】開催中~3月20日(木) 【場所】高崎市美術館

【住所】〒370-0849 群馬県高崎市八島町110−27

【料金】一般:600(500)円、大学・高校生:300(250)円

    ※( )内は20名以上の団体割引料金 【問合せ】高崎市美術館 TEL:027-324-6125(10:00~18:00)




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